大手キャリアで購入したiPhoneを格安SIMで運用しようとお考えの方は結構多いのではないでしょうか?
MVNO事業者は数多く存在するため、なかなかサービスを決めることは難しいですし、そもそも各サービスでちゃんとiPhoneが使えるか気になりますよね。
そこでこのページでは、エキサイトモバイルで利用可能なiPhone端末やAPN設定方法についてまとめてみました。
そもそもエキサイトモバイルとは?
エキサイトモバイルは、インターネット接続サービスやニュースサイトなどを運営するエキサイト株式会社が提供するドコモ回線を利用したMVNOサービスで、「最適料金プラン」のデータ専用SIMなら月額500円から利用可能な格安プランを提供しています。
音声通話が可能な通話SIMでも月額1,200円からと、大手キャリアと比較すると非常に安い基本料金となっています。
MVNOについては下記ページをご参考ください。
関連情報:MVNOとは?その仕組みとサービス提供する事業者について
もちろん、大手キャリアからエキサイトモバイルへMNPでお申込みができるので、今お使いの電話番号そのままでエキサイトモバイルの乗り替えることも可能。
また、エキサイトモバイルではSIMカードだけでなく、スマートフォンも販売しているのでセット購入もできます。
エキサイトモバイルの大きな特徴としては、毎月決まった高速データ通信量が利用できる「定額プラン」と、使った分だけの支払いになる段階制プラン「最適料金プラン」の2つのプランを用意。
利用者は申し込みの際に好きなプランを選ぶことができるようになっています。
エキサイトモバイルの料金プラン
「定額プラン」は0MB~50GBまで、月に使える高速データ通信量をあらかじめ決めておくことで、定額で利用可能なプランとなります。
規定のデータ容量を使い切った場合は、最大200kbpsに速度が制限されますが、「使いすぎて意外と料金が高くなってしまった」という心配がないので、ある意味安心して利用できるプランとなっています。
定額プラン
高速データ通信量 (月あたり) |
コース | |
---|---|---|
1枚コース | 3枚コース | |
0MB | 650円 | 1,100円 |
1GB | 670円 | 1,260円 |
2GB | 770円 | 1,450円 |
3GB | 900円 | 1,680円 |
4GB | 1,170円 | 1,980円 |
9GB | 2,250円 | 2,460円 |
20GB | 3,980円 | 4,480円 |
30GB | 5,980円 | 6,580円 |
40GB | 7,98円 | 8,580円 |
50GB | 10,180円 | 10,680円 |
※表示価格は全て税抜。
SIMカードが1枚のみ利用できるコースと最大3枚利用可能なコースに分かれていて、それぞれ基本料金が異なります。
上記の表示価格はデータ専用SIMの料金となり、SMS機能を追加すると+月額140円(税抜)、音声通話機能を追加すると+月額700円(税抜)/枚が上乗せされます。
つまり、音声通話機能付きのSIMカード(1枚コース)でも、定額プランなら月額1,350円(税抜)から利用することができます。
定額プランの場合、使い切れなかった高速データ通信量は翌月に繰り越されるため、無駄なく利用することもできます。
一方、「最適料金プラン」の1枚コースは、低速通信から10GBまで高速データ通信を利用した分だけの支払いとなるため、より無駄なく使うことができます。
最適料金プラン
高速データ通信量 (月あたり) |
コース | |
---|---|---|
1枚コース | 3枚コース | |
低速通信のみ | 500円 | – |
~100MB | – | 1,050円 |
~500MB | 630円 | 1,100円 |
~1GB | 660円 | 1,180円 |
~2GB | 770円 | 1,340円 |
~3GB | 880円 | 1,550円 |
~4GB | 1,150円 | 1,780円 |
~5GB | 1,450円 | 1,890円 |
~6GB | 1,600円 | 1,950円 |
~7GB | 1,900円 | 2,100円 |
~8GB | 2,120円 | 2,190円 |
~9GB | 2,200円 | 2,380円 |
~10GB | 2,380円 | 2,540円 |
~11GB | – | 2,830円 |
~12GB | – | 3,100円 |
~13GB | – | 3,450円 |
~14GB | – | 3,790円 |
~15GB | – | 3,980円 |
※表示価格は全て税抜。
1枚コースのデータ専用SIMなら、使わなかった場合(低速通信のみ)は月額500円から、音声通話SIMでも月額1,200円から運用できることになります。
最適料金プランは毎月のデータ使用量にバラつきがある方には特にオススメのプランとなります。
このようにエキサイトモバイルには様々なプランやコースが用意されているので、一人はもちろん、家族みんなで乗り替える場合でも柔軟に対応できる料金体系となっているのが特徴です。
選べるオプションサービス
エキサイトモバイルでは、総合セキュリティ・ウイルス対策アプリ「ウイルスバスターモバイル月額版」や、個人情報にアクセスしているアプリをまとめて管理できる「Smart・Checker」、フィルタリング設定ができる「 i-フィルター for マルチデバイス」などのオプションサービスを提供しています。
各オプションサービスの料金や対応OSは以下になります。
オプション | 月額料金 | 対応OS |
---|---|---|
ウイルスバスターモバイル月額版 | 250円 | Android/iOS |
Smart・Checker | 350円 | Android/iOS |
i-フィルター for マルチデバイス | 360円 | Android/iOS |
トビラフォン for Android | 300円 | Android |
タブホ | 500円 | Android/iOS |
AOS Cloud | 500円 | Android/iOS |
スマート留守電 | 290円 | Android/iOS |
※表示価格は全て税抜。
最近では多くのMVNOで提供されているかけ放題や通話定額オプションサービスは2017年10月時点では提供されていませんが、エキサイトモバイルではスマートフォンを安心して利用することができるオプションサービスを中心に利用することができます。
エキサイトモバイルで利用可能なiPhone
2017年11月7日時点で公開されている、エキサイトモバイルで動作確認済みのiPhone端末をまとめてみました。
SIMフリー版iPhoneはそのまま利用しやすいですが、iPhone 6s以降のauやソフトバンク版iPhoneは基本的にはSIMロック解除しないとエキサイトモバイルのSIMは利用できないので注意が必要です。
また、iPhone 6sより前のモデルはSIMロック解除ができませんので、こちらも気をつけましょう。
ドコモの通信網を利用したエキサイトモバイルはドコモ版iPhoneは利用しやすいですよ。
端末 | LTE | SIM サイズ |
テザリング | アンテナピクト 表示 |
音声通話 | OS |
---|---|---|---|---|---|---|
iPhone 8 SIMフリー版/docomo版 |
○ | nanoSIM | ○ | ○ | ○ | iOS 11.1 |
iPhone 8 Plus SIMフリー版 |
○ | nanoSIM | ○ | ○ | ○ | iOS 11.1 |
iPhone 7 SIMフリー版/docomo版/SoftBank版 |
○ | nanoSIM | ○ | ○ | ○ | iOS 11.1 |
iPhone 7 Plus SIMフリー版 |
○ | nanoSIM | ○ | ○ | ○ | iOS 11.1 |
iPhone SE SIMフリー版/docomo版/au版/SoftBank版 |
○ | nanoSIM | ○ | ○ | ○ | iOS 11.1 |
iPhone 6s SIMフリー版/docomo版/au版/SoftBank版 |
○ | nanoSIM | ○ | ○ | ○ | iOS 11.1 |
iPhone 6s Plus SIMフリー版/docomo版/au版/SoftBank版 |
○ | nanoSIM | ○ | ○ | ○ | iOS 11.1 |
iPhone 6 SIMフリー版/docomo版 |
○ | nanoSIM | ○ | ○ | ○ | iOS 11.1 |
iPhone 6 Plus SIMフリー版/docomo版 |
○ | nanoSIM | ○ | ○ | ○ | iOS 11.1 |
iPhone 5s SIMフリー版/docomo版 |
○ | nanoSIM | ○ | △ | ○ | iOS 11.1 |
iPhone 5c SIMフリー版/docomo版 |
○ | nanoSIM | ○ | △ | ○ | iOS 10.3.3 |
iPhone 5 SIMフリー版 |
○ | nanoSIM | ○ | △ | ○ | iOS 10.3.3 |
iPhone 4s SIMフリー版 |
○ | microSIM | ○ | △ | ○ | iOS 9.3.5 |
iPhone 4 SIMフリー版 |
microSIM | ○ | △ | ◎ | iOS 7.1.2 | |
iPhone 3GS SIMフリー版 |
標準SIM | ○ | △ | ◎ | iOS 6.1.6 |
※APNの設定には、エキサイトモバイルから提供されている構成プロファイルのインストールが必要です。
iPhone 4sやiPhone 5などのSIMフリー版も動作確認ができていますが、SIMカードのサイズが異なる点やアンテナピクトが正しく表示されないケースもあるなど、事前に確認しておくようにしましょう。
下記でご紹介いたしますが、ドコモ版iPhoneであってもエキサイトモバイルでネットワークを利用するにはAPNを設定する必要があります。
エキサイトモバイルのAPN設定方法(iPhone版)
エキサイトモバイルのAPN設定方法の大まかな流れは「SIMカードの挿入」→「Wi-Fi接続」→「構成プロファイルのインストール」→「設定完了」のようになります。
iPhoneは同梱されているSIMピンを使ってSIMカードを挿入するので、エキサイトモバイルのSIMカードとiPhone端末、SIMピンを用意しておきましょう。
それでは実際にiPhone SEを使ってエキサイトモバイルのAPN設定を行ってみたいと思います。
SIMカードを挿入する前に電源をOFFにしておきましょう。
電源をOFFにしたら、iPhoneの側面にある小さな穴にSIMピンを差し込んでSIMトレーを引き出します。
しっかり押し込まないとなかなか出てこない場合もあるので、出てくるまでグッと押し込みます。
SIMトレーが出てきたら取り外して、トレーの上にエキサイトモバイルのSIMカードをセットしましょう。
セットできたらトレーを再びiPhoneに挿入します。
SIMトレーを挿入できたら、電源をONにしてWi-Fiに接続します。
Wi-Fiに接続できたら、エキサイトモバイルから提供されている構成プロファイルをダウンロードできるページにアクセスします。
エキサイトモバイルを申し込むとAPN設定情報ページにアクセスできるQRコード、もしくはURLなどが記載されたマニュアルのようなものが送られてくるので、そこから構成プロファイルをダウンロードしましょう。
下記ページからもアクセスが可能です。
エキサイトモバイルのAPN設定情報はこちら
iOS6以前とiOS7以降のプロファイルが提供されているので、お持ちのiPhoneのOSバージョンに合ったプロファイルをダウンロードしましょう。
プロファイルをダウンロードしようとすると「このWebサイトは”設定”を開いて構成プロファイルを表示しようとしています。許可しますか?」というメッセージが出てきた場合は「許可」を選択します。
プロファイルの設定画面に移動するので、画面右上にある「インストール」をタップします。
端末にパスコードを設定している場合はパスコードを入力する必要があります。
承諾画面の右上にある「次へ」をタップします。
警告画面が表示されますが、画面右上の「インストール」から構成プロファイルをインストールしましょう。
インストール完了画面が表示されるので「完了」をタップしましょう。
ネットワークに繋がるかWi-Fiを切断して、SNSの閲覧やブラウザを開いて何かしらのサイトにアクセスしてみましょう。
問題なく繋がればiPhoneのAPN設定は完了となります。
まとめ
申し込みから設定まで何かと大変なMVNOですが、しっかり確認して行えば難しいものでもないですし、無事乗り換えができたら月々の料金を大幅に安くすることも可能なので、携帯料金を節約したい方はエキサイトモバイルを含めた格安SIMはオススメですよ。
エキサイトモバイルでも様々なiPhone端末が利用可能なので、格安な料金で運用することも。
1契約で複数のSIMカードを利用することができるので家族みんなで乗り換えたり、複数の端末で運用することも可能ですよ。
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