MMD研究所がdocomo、au、SoftBankの大手3キャリアを利用しているユーザーとMVNOの格安SIMを利用するユーザーそれぞれの携帯料金に関する調査結果を公開しています。
この調査では、2016年2月19日~2月23日の期間に、15歳以上のスマートフォンを所有する男女1,105人を対象に「2016年スマートフォンの利用料金に関する調査」を実施したものになります。
docomo、au、SoftBankなどの大手キャリアからMVNOの格安SIMに乗り換えると実際にどの程度安くなるのか参考になるのではないでしょうか。
大手3キャリアとMVNOのスマホ料金の比較
現在支払っているスマートフォンの月額料金(利用者別)
利用者 | 平均月額料金 |
---|---|
大手3キャリアユーザー | 7,433円 |
MVNOの格安SIMユーザー | 2,067円 |
現在支払っているスマートフォンの月額料金を利用者別で比較すると、ドコモ、au、ソフトバンクの大手3キャリアのユーザーは平均7,433円、MVNOの格安SIMユーザーは平均2,067円という結果に。
MVNOによっては「ドコモやauから乗り換えるだけで毎月の料金が1/3に!」などと大きく打ち出している事業者もありますが、今回の調査では実際そのような結果になっていることがわかります。
毎月の携帯料金が5000円以上安くなるのは非常に魅力的ですよね。
スマートフォンの最適だと思う月額料金(利用者別)
利用者 | 平均月額料金 |
---|---|
大手3キャリアユーザー | 4,371円 |
MVNOの格安SIMユーザー | 1,723円 |
大手3キャリアと格安SIMの利用者別にスマートフォンの適正だと思う月額料金についての調査結果を見てみると、大手3キャリアユーザーは平均4,371円、格安SIMユーザーは平均1,723円という結果に。
大手3キャリアユーザーの月額料金の平均が7,433円ですが、適正だと思う料金が4,371円なので約3,000円以上差があるので、不満があるユーザーが多いことがわかります。
MVNOを利用すれば誰でも安くなる?
大手キャリアではかけ放題プランなどが一般的になってきていますが、ほとんどのMVNOでは電話をかける際、通話料金が20円/30秒ほど発生します。
MVNOの強みはデータ通信費用が非常に安いことで、業界最安値にこだわる「DMM mobile」の音声通話対応の「通話SIMプラン 1GB」プランでは月額1,260円と非常に安い料金で利用することができます。
つまり、普段あまり電話を利用しない方は大幅にスマホ料金が安くなる可能性があるということになりますが、逆に言うと普段頻繁に電話をされる方はMVNOのほうが高くなるケースもあるということになります。
なので誰でもMVNOに乗り換えれば毎月の携帯料金が安くなるというわけではありません。
楽天モバイルが「5分かけ放題サービス」を提供へ
ドコモ回線を利用したMVNOサービス「楽天モバイル」では、5分以内の国内通話なら何度でもかけ放題になる「5分かけ放題オプション」を提供しているので、格安SIMでも通話料金を安く抑えることができるようになってきています。
「5分かけ放題オプション」は月額850円で利用可能で、楽天モバイルの音声通話SIMの最安値プラン「通話SIM ベーシック」と「5分かけ放題オプション」を組み合わせても合計で月額2,100円から利用することができます。
1回の通話が5分を超えた場合、5分超過分につき通話料金が別途発生しますが、「楽天でんわ」を利用しているため、通話料が30秒ごとに10円と通常の半額となるのも魅力です。
頻繁に電話をかける方は「楽天モバイル」を利用することで料金を安く抑えることができるかもしれません。
その他にも通話料金が半額になる無料アプリなど、通話料金がおトクになるサービスを提供するMVNOもあるので、この機会に検討されるのも良いかもしれません。
楽天モバイルの特徴
最大受信速度200kbpsながらも、音声通話付きで、月額1,250円からと、格安で利用できるのが特徴です。また、「楽天でんわ」を申し込むことで、通話料が半額になったり、端末同時購入で申し込むと楽天スーパーポイントが貯まったりと楽天が提供しているサービスだからこそのメリットも多いのが嬉しいポイントです。
データSIMのみの場合、月額525円~と、他社と比較しても最安値クラスの格安料金で提供しています。
あらたに、5分以内の国内通話なら何度でもかけ放題になる「5分かけ放題オプション」や○○○@rakuten.jpのメールが無料で利用できるなど、さらにサービスが充実しました。
楽天モバイルのプラン・料金
楽天モバイルのプランは「ベーシックプラン」「3.1GBパック」「5GBパック」「10GBパック 」の4つのプランに分かれており、それぞれ、データSIM、通話SIMを選ぶことができます。
データ専用SIMにSMSを付ける場合は、月額120円の料金がプラスされます。
プラン | 月額料金 | 最大通信速度 | 通信容量上限 | SIM枚数 |
---|---|---|---|---|
データSIM ベーシック | 525円 | 200kbps | – | 1枚 |
データSIM 3.1GBパック | 900円 | 150Mbps | 3.1GB/月 | 1枚 |
データSIM 5GBパック | 1,450円 | 150Mbps | 5GB/月 | 1枚 |
データSIM 10GBパック | 2,260円 | 150Mbps | 10GB/月 | 1枚 |
通話SIM ベーシック | 1,250円 | 200kbps | – | 1枚 |
通話SIM 3.1GBパック | 1,600円 | 150Mbps | 3.1GB/月 | 1枚 |
通話SIM 5GBパック | 2,150円 | 150Mbps | 5GB/月 | 1枚 |
通話SIM 10GBパック | 2,960円 | 150Mbps | 10GB/月 | 1枚 |
楽天モバイルの詳細情報へ
情報元:MMD研究所
コメント