最近メディアでも露出が増えている、MVNO(格安SIM)は興味あるけど、沢山わからない点があって、利用するのは・・・。と思う方もまだまだ多いと感じます。
データ通信のみで契約する場合は良いですが、音声通話付きのプランでキャリアから移行する場合、電話番号が変わってしまうと困るというケースは多いと思います。
今回はdocomoやau、ソフトバンクなどのキャリアからMVNOに移行した場合の電話番号についてご紹介したいと思います。
MVNOに乗り換えても、今までの電話番号はそのまま利用できる
結論から言いますと、MVNO(格安SIM)でも、MNP(ナンバーポータビリティ)で、今まで使用していた電話番号をそのまま使うことができます。
ただし、MVNO提供会社の全てではないようです。
各会社によって違う場合があると思いますが、大体3,000円ほどで電話番号を引き継ぐことができます。
また、最近ではSIMカードを申し込んで自宅に届いてから、任意のタイミングでMNP(ナンバーポータビリティ)切り替えができるMVNOサービスも増えてきています。
今までだとSIMカードを申し込んでから届くまでスマートフォンが利用できない空白期間がありましたが、届いてから即日MNP切り替えができることにより、スマホが使用できない期間がほぼなく、番号そのままで他社から乗り換えができるようになってきています。
MNP(ナンバーポータビリティ)で移行できるMVNO
全てではないですが、MNP(ナンバーポータビリティ)で他社から乗り換えができるMVNOをご紹介いたします。
楽天モバイル
最大受信速度200kbpsながらも、音声通話付きで、月額1,250円からと、格安で利用できるのが特徴です。
また、「楽天でんわ」を申し込むことで、通話料が半額になったり、端末同時購入で申し込むと楽天スーパーポイントが貯まったりと楽天が提供しているサービスだからこそのメリットも多いのが嬉しいポイントです。
データSIMのみの場合、月額525円~と、他社と比較しても最安値クラスの格安料金で提供しています。
あらたに、5分以内の国内通話なら何度でもかけ放題になる「5分かけ放題オプション」や○○○@rakuten.jpのメールが無料で利用できるなど、さらにサービスが充実しました。
BIGLOBEモバイル
KDDIグループのビッグローブ株式会社が運営するMVNOサービスで、ドコモ(タイプD)とau(タイプA)回線を利用したサービスを提供するマルチキャリアに対応したMVNOとなります。
データSIMから音声通話SIMまで提供しており、MNPで他社からの乗り換えにも対応。
音声通話SIMでも「音声通話スタートプラン」なら月額1,400円から利用可能なので、あまりスマートフォンを利用しない方なら大手キャリアから乗り換えれば毎月の携帯料金を大幅に節約できることも。
対象の動画配信サービスや音楽聴き放題サービスで発生したパケットはカウントされない「エンタメフリー・オプション」を提供するなど独自サービスも魅力。
SIM単品だけでなく、スマートフォンのラインナップも豊富なのでセット購入にもオススメです。
U-mobile(ユーモバイル)
U-mobileは光回線サービスや動画配信サービスを提供する株式会社U-NEXTが運営するMVNOサービス。
ドコモだけでなくソフトバンク回線を利用したサービスを提供しており、ドコモ回線はLTE使い放題や25GBの大容量プランまで幅広いプランを用意。様々なニーズに対応できるサービスを展開しているのが特徴です。
ソフトバンク回線サービス「U-mobile S」では月額880円から利用できるiPhoneとiPad用のデータSIMを提供しています。
月額料金が無料で国内通話料金が半額になる「U-CALL」やお得な通話パックサービスのほか、セキュリティサービス、遠隔サポートサービスなど充実したサービスも魅力。
何よりU-mobileの開通作業や「U-CALL」のダウンロードなど、自宅に訪問して無料で初期設定を代行する「モバイル簡単セットアップサービス」を用意するなど、初めて格安SIMを利用する方には嬉しいサービスも提供しています。
U-mobileはMNPに対応しているので、他社から番号そのままで乗り換えも可能!
SIMカードが届いてから開通手続きを任意のタイミングで行えるから、不通期間がほとんどなく移行可能!
DMMモバイル
DMM mobileは動画配信や英会話、光回線など様々なサービスを提供するDMM.comが運営するドコモ回線を利用したMVNOサービス。
他社と比較しても割安な料金と豊富なプランが魅力ですが、オプションやスマホのラインナップなど安さだけでなくサービス内容が充実しているのも特徴です。
音声通話SIMだけでなく、最低利用期間がないデータ専用SIMやSMS機能付きデータSIMも提供。SIMカード単品はもちろん、スマートフォンとのセット購入にも対応しています。
MNPで他社から番号そのままで乗り換えも可能で、DMMが提供する光回線サービス「DMM光」とセットで利用すれば毎月の料金から500円割引になったり、利用料金の10%がDMMポイントとして還元されるなど、安くお得に利用できる仕組みも魅力的。
DMMもMNPに対応しているので、他社から番号そのままで乗り換えることができます。
SIMカードが届いてから任意のタイミングでMNP切り替えが可能で、不通期間がほとんどなく乗り換え可能。
b-mobile
b-mobile(ビーモバイル)は日本通信株式会社が運営するMVNOで、ドコモやソフトバンク回線を利用したサービスを提供しています。
特にソフトバンク網の格安SIMは取り扱う事業者が少ないため、ソフトバンクで購入したSIMロック解除していないiPhoneやiPadを利用したい場合には最適。
データ専用の「開幕SIM」や音声通話も可能な「スマホ電話SIM」も提供しています。
通話料が半額になる「b-mobile 電話」アプリや月額500円で利用できるかけ放題オプションも用意されているので、電話をよくかける方でも安心。
MNPで他社から番号そのままで乗り替えることも可能なので、ドコモやソフトバンクで購入したiPhoneをそのまま利用したい方にもオススメ。
DTI SIM
DTI SIMは、株式会社ドリーム・トレイン・インターネットが提供する、シンプルなプランと低価格が特徴のMVNOとなっています。
ドコモ回線を利用しているため全国の広いエリアをカバーしています。
音声通話にも対応しており、テザリング、留守番電話、キャッチホン、国際電話、転送電話などのオプションサービスも充実しています。
DTI SIMもMNPにも対応しており、電話番号そのままで他社から乗り換えも可能。SIMカードが届いてからオンラインで開通依頼ができます。
NifMo(ニフモ)
NifMo(ニフモ)の格安SIMは広いエリアをカバーするドコモ回線を利用したサービスで、通話SIMはもちろんデータSIMも提供しています。
SIM単品の契約だけでなく、スマートフォンも多く取り扱っているのでSIMカードとセットで購入することも可能。
10分かけ放題や訪問サポート、NifMo以外で購入したスマホも対象となる端末保証サービスなどオプションも充実。
家族みんなで利用するとデータ容量がシェアできたり、毎月データ通信容量がプレゼントされるなどお得な「NifMo ファミリープログラム」やNifMoと対象のニフティのサービスをセットで利用すると月額最大450円割り引きになる特典も用意されるなどサービス内容も魅力です。
NifMoもMNPにも対応しているので、他社から番号そのままでNifMoの格安SIMに乗り替えることもできます。
LIBMO(リブモ)
LIBMO(リブモ)はTOKAIコミュニケーションズが提供するdocomo回線を利用したMVNOサービスで、低速のライトプランならデータSIMは月額480円から、通話SIMでも月額1,180円からと非常に安い料金で提供しています。
SIM単品だけでなく、スマートフォンやタブレット端末、モバイルルータも取り扱っているのでSIMカードと端末をセット購入することも可能。
SIMフリー版やドコモ版iPhoneも利用しやすく、auやソフトバンク版iPhoneもSIMロック解除することで一部機種は動作確認済みとなっているため、キャリアで購入したiPhoneをLIBMOの格安料金で運用することもできます。
10分かけ放題や端末補償、セキュリティサービス「TOKAI SAFE」、格安SIM初心者には嬉しい安心訪問サポートまで安心して使うために必要なオプションサービスも一通り揃っているのも嬉しいポイント。
LIBMOもMNPに対応しているので番号そのままで他社から乗り替えも可能。
SIMカードが届いてからLIBMOお客様センターに電話して手続きすれば最短10分で開通できるので不通期間もほとんどなく移行することができます。
OCN モバイル ONE
OCN モバイル ONEはNTTコミュニケーションズが運営するドコモ網を利用したMVNOサービスで、データSIMや音声通話に対応したSIMを提供しています。
データSIMなら月額900円、通話SIMでも月額1,600円から利用することが可能で、SIMカード単品だけでなくスマートフォンとセット購入も可能。
通話料金が半額になる「OCNでんわ」やかけ放題サービス、IP電話アプリ「050 plus」、スマホの故障でも修理・交換に対応する「あんしん補償」のほか、初心者には嬉しいサポートオプションなどオプション・サービスが充実しています。
また、全国約86,000カ所で利用できる無料のWi-Fiスポットが利用できたり、光回線サービス「OCN 光」とセットで利用すると割引特典が適用されるなど、お得なサービスも魅力。
MNPで他社から番号そのままで乗り替えることもできるので、普段あまりスマートフォンを利用していない方や料金が高いと感じている方はOCN モバイル ONEを検討してみると良いでしょう。
UQ mobile
料金プランはネットと通話オプションがセットになったコミコミプランと、SIMタイプ(データSIM/通話SIM)やプラン、オプションを自由に組み合わせることができる2つの料金プランが用意されています。
他社では速度が落ちやすいお昼の時間帯でも回線速度が安定して速いという特徴があります。
SIM単品だけでなく、iPhoneなどスマートフォン端末も取り扱っているので、SIMカードとセット購入にも対応。
MNPで他社から番号そのままで乗り替えることもできます。
家族割など割引サービスも実施しており、通常よりも安く利用することができるので、UQモバイルに乗り替えるだけで毎月の携帯料金を大幅に節約することも可能です。
UQ mobileもMNPに対応。SIMカードが届いてからWebページで回線切り替え手続きを行うので、不通期間がほとんどなく簡単に切り替えることができます。
IIJmio(みおふぉん)
ドコモ網のプラン「タイプD」とau網のプラン「タイプA」を提供するマルチキャリアに対応したMVNOサービスで、それぞれでデータSIMと音声通話対応SIMを提供しています。
SIM単品だけでなく、スマートフォンとのセット購入やMNPで番号そのままで他社から乗り換えも可能。
データSIMは月額900円から、音声SIMは月額1,600円から利用でき、IIJmioの光接続サービスをセットで利用すると毎月600円割引が適用されるおトクな割引サービスも用意されています。
回線速度の評判も良く、実績も多数あるなどユーザー満足度の高いMVNOとなります。
トーンモバイル
トーンモバイルは、TSUTAYAなどを運営するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)とフリービットの合併企業で、3月にfreebit mobile事業を分割して誕生しました。
料金プランは、月額1,000円の基本プランのみとシンプルでわかりやすい料金となっており、音声通話はオプションで月額953円で利用することができます。
また、SMS機能は標準で付いており、こちらもシンプルでわかりやすい形となっています。
その他、端末料金・月額料金に対してTポイントが貯まったり、コールセンターによる電話サポートや画面共有、遠隔リモートサポートサービスも無料で利用できるなど、初心者にも嬉しいサービスが充実しているのも嬉しいポイントです。
mineo(マイネオ)
CMなどでもお馴染みのmineo(マイネオ)は、関西電力グループであるケイ・オプティコムが運営するMVNOサービスで、auとドコモ網を利用したプランを提供しているのが特徴。
シングルタイプ(データSIM)とデュアルタイプ(通話SIM)を提供しており、au回線のシングルタイプなら月額700円から、デュアルタイプでも月額1,310円から利用できます。
家族割引や複数回線割引の割引のほか、余ったデータ容量は他のマイネオユーザーや家族間などでシェアできるお得な仕組みも充実しています。
SIMカード単品だけでなく、スマートフォン端末も販売しているので、SIMカードとセット購入にも対応しています。
マイネオもMNPに対応しているので他社から番号そのままで乗り換えできます。
SIMカードが届いてからWeb上で切り替え手続きを行うので、不通期間がほとんどなく乗り換えできます。
nuroモバイル
nuroモバイルは、ソニーネットワークコミュニケーションズが運営する新サービスブランドのMVNOで、データ専用や音声通話SIMだけでなく、スマートフォンとSIMのセット販売にも対応しています。
普段あまりインターネットなどを利用しないライトユーザーだけでなく、ゲームや動画視聴をよく利用するヘビーユーザーまで対応した豊富なプランを用意。
月1回までのプラン変更は無料で対応してもらえるほか、余ったデータ容量(パケット)の翌月繰り越しや、データ容量を使い切ってしまった場合の追加チャージも可能となります。
キャッチホンや留守番電話、転送電話などの音声通話オプションも提供、SIMカードが届いてから任意のタイミングでMNPを行うこともできます。
データ専用SIMは最低利用期間がないため、回線速度や使い勝手など実際に利用しながら試すにもオススメです。
nuroモバイルもMNPに対応。番号そのままでnuroモバイルの格安SIMに乗り替えることができます。
エキサイトモバイル
エキサイトモバイルは、エキサイト株式会社が新たに提供するドコモの回線を利用したMVNOサービスで、データ専用SIMだけでなく、音声通話に対応した格安SIMも提供します。
料金プランは、毎月のデータ通信量に応じて料金が決まる「最適料金プラン」と、毎月定額で使える「定額プラン」の2種類を用意。自分のデータ使用量に合わせて最適なプランを選ぶことができるようになっているのが特徴です。
MNPでのお申込みにも対応し、他社からの乗換えた場合でもSIMカードが届いてからMNP切り替えができる「自宅でスマホ切換え」により、オンラインで申し込みをしても、不通期間がほぼなく番号そのままで乗り換えることができます。
LINEモバイル
LINEモバイルは、無料通話アプリ「LINE」を軸に、音楽配信やゲームなどのサービスを展開する、LINE株式会社が提供するドコモ回線を利用したMVNOサービスです。
LINEやTwitter、Facebookのデータ消費がゼロのカウントフリーのプランを提供しているほか、LINEの年齢認証機能があるため、SMS付きSIMではなくてもLINEのアカウント作成や利用も可能になるなど、LINE独自のサービスが特徴。
データ専用、SMS付きSIM、音声通話SIMを提供。他社からの乗り換え(MNP)にも対応しています。
また、スマートフォンの取り扱いもしており、LINEモバイルのSIMカードとSIMフリースマートフォンをセット購入も可能となっています。
LINEモバイルも他社からMNPで乗り替えることが可能。
SIMカードを受け取ってからWebサイト、もしくは電話で開通手続きすることで番号そのままでLINEモバイルに乗り替えることができます。
@モバイルくん。
@モバイルくん。は、SORAシム株式会社が運営するdocomo回線を利用したMVNOサービスで、データ専用SIMやSMS付データSIMの他、音声通話SIMも提供。MNPで他社からの乗り換えにも対応しており、SIMカード単品だけでなく、SIMとスマートフォンのセット購入も可能です。
データ専用SIMは、3GB〜12GBまで選べる定額プランや、下り最大14Mbpsのデータ通信が制限なしで使用できる「3G使い放題」など多彩なプランが特徴。
音声通話SIMは500MB/月から利用できる「もっと使ったぶ〜んだけプラン」を提供しており、月額1,200円と業界最安値クラスの格安料金で提供しています。
もちろんMNPで番号そのままで他社から乗り替えることができます。
ロケットモバイル
ロケットモバイルは、株式会社エコノミカルが運営するMVNOサービスで、docomo回線を利用した「Dプラン」とY!mobile回線を利用した「ロケモバプレミアムプラン」を提供しています。
Dプラン内で提供されている「神プラン」は業界最安値クラスの低価格な料金で話題を集めました。
データ専用SIMと音声通話対応SIMを提供。アンケートへの回答やアプリのダウンロードなどで貯まる「ロケモバポイント」は、1ポイント=1円として、毎月の通信料金から割り引くことができる独自の割引サービスを提供しているのも特徴です。
ロケモバプレミアムプランは、U-mobileの「U-mobile SUPER」をベースにしたプランで、Y!mobileの回線を利用したサービス。10分300回の無料通話が付いてくるので、電話をよくかける方にオススメのプランとなります。
余ったデータ容量は翌月に繰り越しも可能なほか、留守番電話機能、キャッチホンなど基本的な通話オプションサービスも提供しています。
ロケットモバイルもMNPに対応。SIMカードを受け取り後、マイページから切替希望日を指定することで番号そのままで乗り替えることができます。
J:COM MOBILE
J:COM MOBILEは、ケーブルテレビ J:COMでおなじみの株式会社ジュピターテレコムが運営するMVNOサービスです。
J:COM MOBILEは、au回線を利用したスマホセットプランと、docomo回線を利用したSIMカード単品の[Dプラン]の2つの異なる料金プランを用意。
スマホセットの場合、端末やプランによっては月額利用料金が12カ月間割引になる「J:COM MOBILE スタート割」が適用され、さらに安く利用できるのが特徴です。
また、J:COM TVやJ:COM NET(120Mコース以上)に加入していると端末代金が割引されるほか、J:COM オンデマンドアプリでの動画視聴によるデータ通信量はカウントされないなど、J:COMを利用中のユーザーには様々な特典が用意されています。
J:COM MOBILEもSIMカードもしくは端末の受け取り後に専用ダイヤルに電話することでMNP切替ができます。
まとめ
今回は、最近話題の格安SIMのMNP(ナンバーポータビリティ)についてと、大手キャリアなど他社の携帯会社から、今お使いの電話番号をそのままで乗り換えることができるMVNOをご紹介しました。
最近ではSIMカードが届いてからMNP切り替えができるMVNOがほとんどなので、スマホが利用できない期間をできるだけ少なくしたい方は即日MNPに対応したMVNOを利用すると良いかと思います。
人気がある格安SIMは「IIJmio」「mineo」「楽天モバイル」「UQ mobile」「OCN モバイル ONE」「LINEモバイル」など。
料金も手頃なので、どの格安SIMにしてよいか迷った方はこれらのMVNOを検討すると良いでしょう。
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