最新モデル「iPhone 17/iPhone Air」が発売され、早くも注目を集めています。
今回の大きな特徴は、日本版モデルでは物理SIMカードがなくなり、eSIM専用になったことです。
これまでのようにSIMカードを入れ替えるだけでは使えなくなったため、格安SIM(MVNO)を利用したい人にとっては「ちゃんと使えるのか?」「手続きは面倒じゃないの?」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
実際に、MVNOの多くはiPhone同士でかんたんに回線を移せる「eSIMクイック転送」に対応していないため、eSIMの再発行手続きが必要になるケースがほとんどです。
また、その際の手数料は事業者によって無料のところもあれば数百円〜1,000円以上かかるところもあり、事前に確認しておかないと予想外の出費につながることも。
本記事では、iPhone 17シリーズとiPhone Airに対応しているMVNO・MNOサービスを分かりやすくまとめ、どの会社なら安心して使えるのかを比較してご紹介します。
iPhone 17・iPhone Airが利用できるMVNO(格安SIM)サービスを比較
SIMフリー版iPhone 17シリーズとiPhone Airの動作確認済みで基本的な機能は問題なく利用できるMVNO・MNOをまとめています。
なお、詳細情報については各MVNO・MNOの公式サイトにてご確認ください。
| MVNO | 動作確認済み端末(SIMフリー) | プラン | eSIMクイック転送 |
|---|---|---|---|
| IIJmio |
|
|
× |
| mineo |
|
|
× |
| UQモバイル |
|
|
◯ |
| 楽天モバイル |
|
|
◯ |
※記載の情報は独自に調査した結果であり、動作やその内容を保証・サポートするものではありません。
各MVNOサービスの特徴について見ていきます。
IIJmio

IIJmioは、株式会社インターネットイニシアティブが提供するMVNOサービスで、低価格な料金と充実したサービスが魅力です。
SIMフリー版のiPhone17シリーズとiPhone Airの動作確認済みで、タイプD/Aの音声eSIMで利用できます。
iPhone17・iPhone Airを安い携帯料金で利用したい人にはおすすめのサービスです。
マイネオ

関西電力グループの株式会社オプテージが運営するMVNOサービスで、ドコモ・au・ソフトバンク回線を利用したプランを展開しています。
マイネオでもSIMフリー版のiPhone17シリーズとiPhone Airの動作確認ができています。
AプランeSIMとDプランeSIMで利用できます。
マイネオはeSIMクイック転送に対応していないため、新しい端末でmineoのeSIMを利用するには、eSIMの再発行手続きが必要となります。
UQモバイル

UQモバイルはau回線を利用した格安SIMサービスで、auのサブブラントのサービスとして手頃な料金で利用できます。
UQモバイルでもSIMフリー版のiPhone17シリーズとiPhone Airの動作確認済み。
eSIMは5G/5G SA対応料金プランで利用できます。
MVNO比べて料金は高めですが、回線の安定性やサポート面が魅力のサービスとなります。
なお、au版のiPhone 17シリーズとiPhone AirもUQモバイルで利用できます。
楽天モバイル

楽天グループが運営するMNOサービスで、シンプルでわかりやすい料金体系と格安料金プランが魅力です。
楽天モバイルではiPhone17シリーズとiPhone Airを販売していますが、SIMフリー版も動作確認済みなので他社回線からの乗り換えもOK。
楽天モバイルでは端末購入でポイント還元されるキャンペーンを積極的に実施しているので、これからiPhone 17を購入する予定の人は、楽天モバイルで購入するとお得に買える可能性があります。
iPhone 17で格安SIMを使う前に押さえておきたいポイント

iPhone 17またはiPhone Airを格安SIMで利用したい人は下記の点についてチェックしておくとよいでしょう。
物理SIMスロット廃止・eSIMオンリー化
iPhone 17(およびiPhone Air)は、日本向けモデルでは物理SIMカードスロットを廃止し、eSIMのみ対応となる仕様で発表されています。
そのため、従来のSIMカードによる乗り換えは使えず、eSIM再発行やeSIM転送などの手続きを必須とするMVNO事業者が多くなる見込みです。
eSIM再発行・クイック転送の可否
MVNOを使っている場合、iPhone→iPhone の移行で「eSIMクイック転送」が使えるかどうかが鍵になります。
ただし、この機能をサポートしているのは主に大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなど)で、MVNOでは対応していないケースが多く注意が必要。
対応していない場合は、ユーザーが手動でeSIMの再発行手続きを行い、新iPhoneでプロファイルをインストールする必要があります。
また、eSIM再発行には手数料がかかるケースも多く、事業者によってその金額や無料枠が異なります。
注意点・事前準備
eSIM再発行・移転時には、端末の「EID」情報(eSIM識別子)が必要になるケースがあります。
また、eSIMの削除・誤操作には注意。途中でeSIMを削除してしまうと再発行が必要になるケースがあります。
そのほか、移行作業は安定したWi-Fi環境で行うことが推奨されます。特に「クイック転送」を使う場合は通信の中断が失敗につながる可能性があります。
まとめ
iPhone 17は、日本版モデルから物理SIMスロットが完全に廃止され、eSIM専用となったことで、格安SIM(MVNO)を利用するユーザーにとってはこれまで以上に「事業者選び」が重要になりました。
とくにMVNOでは、iPhone同士で簡単に回線を移行できるクイック転送に非対応のケースが多いため、新しいiPhoneへ乗り換える際にはeSIMの再発行が欠かせません。
その際の手数料は事業者ごとに大きく異なり、無料で対応できるところもあれば数百円から1,000円以上かかるところもあります。事前に確認しておかなければ、せっかく格安SIMで料金を節約しているのに、思わぬ出費につながりかねません。
また、通信の安定性や回線速度、サポート体制もMVNO選びでは無視できない要素です。
料金の安さだけで決めてしまうのではなく、自分の利用スタイルやエリアに合った事業者を選ぶことが、iPhone 17を快適に使うためのポイントになります。
これからiPhone 17で格安SIMを検討している方は、各社の動作確認状況やeSIM対応の条件をしっかりと比較し、自分にとって安心で使いやすいサービスを選ぶようにしましょう。

コメント