AppleのiPadやAndroidタブレットなど様々なSIMフリータブレットが販売されており、日常生活の中でも利用シーンや用途によってデバイスを使い分けている方も多いのではないでしょうか?
そんなタブレット端末には今話題の格安SIMがおすすめ。
格安SIMと呼ばれているだけあって毎月の利用料金は大手キャリアと比較しても圧倒的に安く、選べる高速データ容量も豊富で自分に合った最適な料金プランが選べるのが最大のメリットとなります。
普段あまり使わないタブレット端末であれば月間1GBの高速データ容量プランで十分ですし、ゲームや動画を視聴される方はMVNOによっては月間10GB~30GBのプランを選ぶこともできます。
また、データ専用SIMなら契約期間などの縛りや、契約する際に本人確認手続きが不要な場合がほとんどなので気軽に利用できる点も魅力。
メリットが多いMVNOサービスの格安SIMですが、12時台など回線が混み合う時間帯は一時的に通信速度が低下したり、不安定になるデメリットもあります。
メリット・デメリットや費用、格安SIMの選び方などよく理解してから選ぶと安心です。
タブレット用の格安SIMを契約すると費用はいくらかかる?
初めて格安SIMをご検討されている方向けに、契約の際に発生する事務手数料や毎月の利用料金の目安を大まかにご紹介したいと思います。
データ専用SIMを契約・利用するうえで主に下記の費用が発生します。
- 契約事務手数料
- SIMカード発行手数料
- 月額使用料
※ 必要な初期費用や月額基本料金などは各サービスによって異なる場合があります。詳細については各MVNOサービスの公式サイトでご確認ください。
まず、初期費用として「契約事務手数料」と「SIMカード発行手数料」が発生します。
選ぶサービスやプランなどによって異なりますが、契約事務手数料は3,300円ほど発生。SIMカード発行手数料は450円ほど必要となりますが、初期費用の負担は1回だけです。
この他に、毎月の月額利用料金がかかります。
月額利用料は選ぶMVNOサービスやプランによって大きく変わります。
安いMVNOサービスで容量が少ないプランを選べば、月額500円ほどから利用することも可能ですが、月間1~2GBの容量でだいたい月額800円ほどかかると考えておくと良いと思います。
初期費用 | 3,750円 |
月額利用料 | 800円~ |
※ 上記はおおよその目安となります。
選ぶ高速データ容量が増えるほど、毎月の利用料は高くなるほか、SMS機能付きSIMを契約する場合は毎月の利用料金のほかに、SMS送信料が発生する場合があります。
利用頻度や用途に合わせて最適なMVNOサービスやプランを選びましょう。
タブレット用格安SIM選びの3つのポイント
タブレット用の格安SIMを選ぶうえで大切な3つのポイントをご紹介します。
用途に合わせたサービスとプラン選び
MVNOサービスによって様々なプランが提供されているので、用途に合わせてベストなMVNOサービスやプランを選ぶことが重要です。
MVNOサービスによっては、毎月利用できる高速データ容量を選んで毎月定額の料金を支払うスタンダードなプランのほかに、使った分のお支払いになる従量プランや、データ使い放題プランを選択できる場合があります。
多くのMVNOサービスでは余ったデータ容量は翌月末まで繰り越して利用できるため、毎月一定のデータ容量を消費する場合は毎月のデータ容量を選ぶスタンダードなプランがおすすめ。
選べる高速データ容量はMVNOサービスによって様々ですが、あまりタブレットを利用しない人は月間1~3GB程度のプランが最適かもしれません。動画やゲームなど大量にデータ容量を消費する人は月間10~20GB程度のプランがおすすめ。
一方、毎月消費するデータ容量にかなりバラつきがある人は、従量プランのほうが無駄なく快適に利用できるはず。
ほとんど使わない月があった場合でも、その月はかなり料金を安く抑えることができる可能性があります。
タブレットのSIMサイズをチェックしておこう
タブレットをセット購入できるMVNOもありますが、自分自身でタブレット用意する場合は格安SIMを申し込む前にSIMサイズを確認しておくようにしましょう。
MVNOで提供されているSIMカードのサイズは主に3種類ありますので、タブレットのSIMスロットに合ったSIMカードを申し込むようにしましょう。
最近ではeSIMに対応しているMVNOサービスも増えているので、eSIMに対応しているタブレット端末をお持ちであれば、契約後するに利用できるeSIMが便利です。
キャリアで購入したタブレット端末に格安SIMは使える?
新たにSIMフリータブレットを購入する方もいれば、ドコモやau、ソフトバンクなどで購入したタブレット端末をそのまま格安SIMで運用をお考えの方も多いのではないでしょうか?
人気のiPadは、大手キャリアの店舗や家電量販店などでも販売されているので、すでに持っている方もいらっしゃるかと思います。
ドコモやau、ソフトバンクで購入したiPadを含むタブレット端末には他のキャリアでは使えないようにSIMロックがかけられている場合があります。
ドコモで購入したタブレット端末は、ドコモ系MVNOでもそのまま利用できる可能性が高いですが、auやソフトバンクで購入したタブレットをドコモ系MVNOで利用するにはSIMロック解除が必要になります。
端末によってはSIMロック解除ができないこともあるので、格安SIMでの利用には注意が必要です。
2021年10月1日以降、キャリアで販売される端末でもSIMロックが原則として廃止されているため、他社で購入した端末でも利用しやすくなっています。
なお、端末やMVNOによっては利用できない場合がありますので、詳細について各MVNOの動作確認済み端末の一覧をご覧ください。
タブレットにおすすめのMVNOサービスの格安SIM
タブレット端末にもおすすめのMVNOと料金プランをご紹介いたします。
MVNOサービスは数多くありますが、料金の安さ、通信速度、サービスの充実度など総合的に選びました。
mineo(マイネオ)
mineo(マイネオ)は、関西電力グループの株式会社オプテージが運営するMVNOサービス。
MVNOでも珍しくトリプルキャリアに対応しています。
ドコモ、au、ソフトバンク回線のプランから選ぶことができるので、「同じドコモ回線で料金を安くしたい」という場合でもスムーズに乗り換えできます。
現在使用中のタブレット端末もそのまま使いやすいのでマイネオはおすすめ。
マイネオでは、毎月必要なデータ容量で選ぶ「マイピタ」と、最大通信速度が選べるデータ無制限プラン「マイそく」の2つのプランから選ぶことができるので、利用するタブレットの用途に合わせて最適なプランが選びやすくなっています。
※ マイそくは、月曜~金曜の12時台は最大32kbpsになります。また混雑回避のための速度制限(3日間で10GB以上利用時)および通信最適化が適用されます。
楽天モバイル
以前はMVNOサービスとして提供していた楽天モバイルですが、現在は自社回線を構築・保有しているMNOとして展開しています。
シンプルでわかりやすい料金体系と、格安料金プランが魅力。
楽天モバイルのRakuten最強プラン(データタイプ)は段階制のプランで、あまり使わない月(3GBまで)なら基本料金が月額1,078円で利用可能。
逆に毎月たくさんの高速データ容量を使う人も、楽天モバイルの最強プランはデータ無制限なので、どれだけ使いすぎてしまっても月額3,278円で維持できるのも魅力です。
支払い方法は口座振替にも対応しているので、クレジットカードがないと契約が難しいMVNOサービスを諦めていた人にも利用しやすいサービスとなっています。
IIJmio
IIJmioは、ドコモ網のプラン「タイプD」とau網のプラン「タイプA」を提供するマルチキャリアに対応したMVNOサービスで、それぞれでデータSIMと音声通話対応SIMを提供しています。
SIM単品だけでなく、スマートフォンとのセット購入やMNPで番号そのままで他社から乗り換えも可能。
ドコモ網のみですが、データeSIMは2ギガプランが月額440円、10ギガプランでも月額1,100円で利用できます。
同一mioIDであれば無料でデータ容量シェア機能が使えるので、複数の端末で利用する場合もおすすめです。
IIJmioは月額基本料金がとても安いので、安くタブレットを利用したい人に最適なMVNOサービスです。
NUROモバイル
NUROモバイルはソニーグループのソニーネットワークコミュニケーションズが提供する格安SIMで、月間3GBの格安プランから40GBの大容量プランまで幅広いプランを用意。
ドコモ・au・ソフトバンク回線を利用したプランを選ぶことができるトリプルキャリアに対応したMVNOサービスなので、大手キャリアで購入したタブレット端末でもそのまま利用しやすいのも魅力です。
格安SIMで1番求めているところは「値段の安さ」ではないでしょうか?
NUROモバイルはこの点、納得できる料金プランを提供していると思います。
データ専用のVSプランで月間3GBの高速データ容量が使えて月額627円という料金で利用できます。
しかも余ったデータ容量は翌月に繰り越しされるので、毎月利用するデータ消費量にムラがある人でも無駄なく使うことができます。
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